スキンケア大辞典【看護師サポートナビ】

スキンケア大辞典【看護師サポートナビ】

皮膚の機能とスキンケアの必要性

肌の状態を正常に保つことができていないと、
肌にトラブルが起こります。

 

代表的な肌のトラブル、つまりスキントラブルといえば、
「乾燥」、「浸軟」、「湿潤」などがあります。

 

このようなスキントラブルを起こさないようにするためには、
正しいスキンケアを行っていくことが必要です。

 

 

スキンケアは看護師にとって、日常的なケアのひとつです。

 

しかし、スキントラブル(主婦湿疹)が起きたとしても、
そのトラブルがすぐさま生命に関わることはありません。

 

ですから、優先順位は低くなり、後回しにされてしまいがちです。

 

また、スキンケアの意味を十分に理解していなかったり、
高齢者のスキンケアの必要性についても理解していない看護師も多いようです。

 

しかし、スキンケアはとても重要なケアのひとつです。

皮膚の機能

皮膚の機能には、保護・保湿・体温調節・排泄などの作用があります。

 

・物理的力に対する保護作用

 

皮膚や皮膚組織は、外傷を負った時などに、
内臓を保護する働きを担っています。

 

・科学的刺激や病原微生物に対する保護作用

 

正常な皮膚は、皮脂と汗で作られる皮脂膜によって、
病原微生物などの侵入を防いでいます。

 

・紫外線に対する保護作用

 

紫外線から体を守るめに、メラニン色素を作り、
紫外線を吸収し、真皮に紫外線が侵入するのを防いでいます。

 

・保湿作用

 

皮膚の保湿を維持し、体からの水分の蒸発を防いでいます。

 

・体温調節作用

 

汗を分泌して体温を放散し、寒いときには毛穴を閉じて
体温の放散を防ぐなど、体温調節をしています。

 

・分泌や排泄作用

 

汗を分泌することによって体内の老廃物を排泄したり、
皮膚呼吸によって二酸化炭素を排出しています。

 

 

このような皮膚の機能は、恒常性の維持に大きく関与しています。

 

つまり、人間の身体は、
皮膚機能によって恒常性が維持できているともいえるでしょう。

 

しかし、高齢者は、若い人よりも肌の機能が衰えてきます。

 

すると、スキンケアを怠ってしまったがために、
思いがけない病変をもたらすスキントラブルが起きることがあります。

 

スキントラブルは、すぐさま命に関わることがないため、
後回しにされてしまいがちですが、思いがけない病変を起こさないためにも、
日常のケアの中で、スキンケアも重視していくことが必要です。


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