「株は実態に先行して動く」のですが、こうした株の先見性が株式投資を難しくしています。
その株(会社)の良さがハッキリ確認できる頃には、すでに株価が上昇してしまっている・・・こんな風になります。
できれば、株価があまり上昇していない段階で、その株の良さをしっかり確認できればいいですよね?
実は、「株の先見性」と一口に言っても、銘柄によって、先見性の強いものと弱いものがあります。
株の先見性は、人気株になるほど強いのです。
人気株は、多くの投資家が注目していて、盛んに取引されている株です。
日本を代表する企業、時価総額が大きな企業の株などは、典型的な人気株です。
こうした人気株は、注目度が高いのですから、多くの投資家たちがその会社の動向を注目しています。
とくにアナリスト達は会社訪問をしたり、業界内の動きを徹底的に調べて、その企業の先行きを調査しています。
注目されている企業というのは、情報が豊富に出回っているので、株価には、当然そうした情報が反映されて、会社の動きを先取りして動きます。
一方、不人気株というのは、投資家達からの注目度が低く、出来高があまりなくて、値動きが長い間提帯しているような株のことです。
いわば、多くの投資家から見放された存在、忘れられた存在になっている株です。
そうした不人気株の中には、「利益をきちんと稼いでして、資産もあるのに、株価が割安」という株があります。
東証2部や、新興市場の小さな会社、東証1部でも地味な業種の会社、比較的小さな会社などについては、アナリストや機関投資家などが注目することが少なく、不人気株として放置されていることが多くなります。
その株の業績の良さ、割安さがしっかり確認できる状態になっても、株価がそれを反映して上昇していく速度は、比較的ゆるやかです。
つまり、人気株と不人気株を比べると、ゆったり投資したい人には、不人気株こそ儲けやすいということです。
人気株に、ついつい目が行ってしまいますが、安易に投資してしまうと、「業績がいいと思って買ったのに、高値を掴んで下落してしまった」ということになりかねません。
なお、株価が上昇していくと、だんだんその株に注目する人が多くなり、不人気から人気株に変化していきます。
そうなると期待感が膨らみ、株価が上昇・・・やがて実態からかけ離れた株価になってしまいます。
そして多くの場合、実態がピークを迎える前に株価がピークをつけて下落してしまいます。
このように、最初は不人気だった株が上昇して人気株になり、株価が実態を超えて上昇する状態になることがあることには注意をしましょう!