スキンケア大辞典【看護師サポートナビ】

皮膚トラブルを軽減する粘着テープの使い方

皮膚トラブルを軽減する粘着テープの使い方

医療用の粘着テープを患者さんに用いるのは、
臨床の現場では多くあります。

 

しかし、この医療用の粘着テープが
湿潤・浸軟の原因となることが少なくありません。

 

テープ基材の透湿性にもよりますが、
発汗や滲出液、唾液などによってテープ貼付部位が湿潤環境となり、
肌がふやけてしまうのです。

 

医療用粘着テープは、長時間の貼付や、
同一部位への頻回な貼付などによって皮膚が浸軟するため、
気をつけなければなりません。

 

また、医療用粘着テープによる皮膚の損傷を予防するためには、
皮膚を清潔に保つこと、
保湿と保護をしっかり行い、肌を乾燥させすぎたり、
浸潤させすぎたりしないようにすることが必要です。

 

そして、医療用粘着テープの場合は、
テープの貼り方によってもスキントラブルが起こります。

 

医療用粘着テープは、圧迫によって潰瘍が形成されたり、
肌の緊張による水泡の形成などのスキントラブルが起こります。

 

医療用の粘着テープによる皮膚の損傷を予防するためには、
「皮膚を清潔に保つこと。」、
「保湿と保護によって浸潤環境にならないようにすること」が必要です。

 

医療用粘着テープは、なるべく質の良い、
通気性の良い素材を使用するようにし、適切な貼付時間を守るようにします。

 

そして、なるべく同じ部位に貼らないように気をつけます。

医療用粘着テープの貼り方

医療用粘着テープを貼るときには、
まず被膜剤で皮膚を保護してからテープを貼ります。

 

テープは中央から貼り、テープを引っ張らずに片側を止めたら、
もう片方を止めます。

 

肘や関節節に貼る場合は、テープ周囲に小さく切れ目を入れて
関節を軽く曲げた状態で貼るようにします。

医療用粘着テープの剥がし方

医療用粘着テープを剥がすときには、
患者さんにテープを剥がすことを伝え、
周囲の皮膚を押さえ、
剥離角度が180度くらいまで大きくなるようにして、
ゆっくり剥がしていきます。

 

角質剥離のリスクが高い患者さんに対して行う場合は、
テープの剥離剤を使用し、なるべく皮膚への刺激がないように気をつけましょう。

 

剥離剤は、皮膚とテープの粘着面に
剥離剤を十分にしみこませるようにして使うと、
刺激を少なく剥がすことができます。


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