スキンケア大辞典【看護師サポートナビ】

角化症のケア

角化症とは

角化は、乾燥と外的刺激によって起こります。

 

角化症とは、皮膚の最も外側の角質という層が、
異常に分厚くなった状態をいいます。

 

角層の天然保湿因子やセラミドの減少によって皮膚が乾燥し、
弾力のなくなり、しろっぽく粉を拭いたような状態になります。

 

そして、ひどくなると亀裂ができて、
魚のうろこのようになってしまいます。

 

角質層が分厚くなるのは、
新陳代謝の遅延によって古くなった角質が剥がれ落ちずに堆積し、
角質が異常に厚くなり、硬くなるからです。

 

このような角化は、高齢者に多くみられるスキントラブルで、
「乾燥」と「外的刺激」が原因で新陳代謝が悪くなることにより起きるのですが、
加齢だけでなく、ストレスや疲労も
新陳代謝の遅延の原因になります。

 

そして、角化症は、肘やかかと、膝などに多くみられますが、
これは、角質層が外的刺激から皮膚の内部を保護しようとして
厚くなっていると考えられています。

角化症のアセスメント

角化症のアセスメントは、足白癬と見分けることが大切です。

 

かかとの角化症と足白癬症の症状はとても似ていますが、
白癬症の場合は、抗菌薬による治療をしなければなりません。

 

医師に鑑別してもらう必要があります。

 

皮膚の状態をしっかり観察し、角化症の程度を評価しましょう。

角化症のケア

角化症のケアは、保湿と保護が基本で、
角化を削り取った後にも、この保湿と保護が必要です。

 

具体的なケアとしては、まず、角化下部分に
水分保持作用があるウレパールローションなどを塗って患部を柔らかくし、
さらに水分を保つための保護クリームを塗るなどの方法があります。

 

また、角化症は、がさがさした表面のケアだけでは十分ではありません。

 

角質層が硬いままだと症状が改善しないため、
硬くなった角質層を柔らかくすることが必要です。

 

とても厚くなってしまった角質層を削り落とすのも悪くありませんが、
不要な角質層を除去した後は、
必ず水分や保湿成分を補充し、角質層を柔らかく導くことが必要です。

 

ただし、ウオノメなどは、何らかの原因で病変部1点のみに圧がかかり、
その状態から皮膚を保護するために角化している可能性があります。

 

ですから、この場合は角化部分を除去しても、
薄くなった部分に再び圧がかかれば、
二次的なスキントラブルを招く恐れがあります。

 

このように「角化」といっても、
いろいろな原因がありますから、
まずは原因を探し、圧がかからないように対処してから、
除去したり、ケアをすることが大切です。

角化症の予防的スキンケア

角化症もひどくなればひび割れを起こし、出血するなどのトラブルになります。

 

そして、その部分から細菌などが感染すると、
大きなトラブルになってしまいます。

 

ですから、角化症に対しても、予防的なスキンケアを行っていくことが必要です。

 

角化症の予防的スキンケアとしては、
まず角質を柔らかくし、保護することが重要です。

 

具体的なケアの方法としては、保湿剤入りのローションや乳液を塗り、
角質層を柔らかく導き、
尿素やビタミンEなどが含まれているクリームで
皮膚を保護していきます。

 

乾燥にさらされることがない場合は
一日1回程度のケアでよいと思います。


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