スキンケア大辞典【看護師サポートナビ】

皮膚被膜剤

皮膚被膜剤

皮膚被膜剤は、透湿性や撥水性を持つ保護膜が浸軟になることや、
剥離刺激などから予防的に皮膚を守るために用います。

 

皮脂膜のように皮膚の表面を覆って、
汗や滲出液、排泄物などの内因性の刺激や、
化学物質や接着剤などの外因性の刺激との接触を
回避することができるので、
スキントラブルから皮膚を守ることができます。

 

皮脂膜の成分は、主に、
アクリル樹脂やシリコンなどで構成されています。

 

撥水力によって滲出液や排泄物などの浸透を防ぎ、
一方で蒸気の透過性がよいという特徴があるので、
皮膚の生理機能を阻害することがありません。

 

皮膚被膜剤は、粘着力の強いテープを使用する場合などに、
あらかじめ皮膚被膜剤を塗っておくと、
剥離刺激によるスキントラブルの予防をすることができます。

 

また、皮膚浸軟を起こしやすい部位に使用すれば、
滲出液などによる浸軟を予防することができます。

 

そして、皮膚被膜剤は、いろいろなタイプがあるため、
使用部位や用途に応じて選ぶことができます。

 

しかし、アルコール成分を含んでいるものもあります。

 

アルコールにアレルギーのある患者さんや、
皮膚に炎症がある患者さんに使用する場合は気をつけましょう。

 

皮膚被膜剤の選び方

 

皮膚被膜剤は、スプレータイプのもの、スティックタイプのもの、
ナプキンタイプのものなど、いろいろな形状があります。

 

ですから、ストーマ周囲や創傷周囲など、
使用部位や用途に応じて選ぶことができます。

 

弱酸性のものもあるので、
患者さんの皮膚の状態にあったものを選ぶようにしましょう。

 

皮膚被膜剤の使い方

 

皮膚被膜剤は、ドレッシング材や医療用テープなどを使用する場合、
或いは浸軟しやすいと考えられる部分に、
あらかじめ塗布し、剥離刺激による皮膚のダメージを予防します。

 

予防的スキンケアとしても用いることが多いです。


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