スキンケア大辞典【看護師サポートナビ】

皮膚の役割とスキンケア

皮膚の構造

皮膚は、私たちの体の全面を覆っています。

 

そして、身体を保護し、体温の調節などの働きを担い、
温度感覚や痛覚、触覚などの受容器を持っています。

 

体表から見てみると、皮膚・皮下は、
バリア機能を持つ「表皮層」、
コラーゲンとエラスチンが主要構成成分の「真皮層」、
主に脂肪細胞からなる「皮下組織層」で構成されています。

 

そして、この表皮、真皮、皮下組織が全身を包み、
身体を保護してくれているのです。

 

スキンケア力を高めるためには、
皮膚や皮下の特徴や痛みの有無、
治りやすい状態かどうかなどを見極め、
適切なケアをしていくことが必要です。

皮膚の役割

私たちの身体は、体温や血圧、
電解質バランスなどが常に一定範囲内に保たれており、
一定の環境を維持するための機構が備わっています。

 

そして、絶えず変化する身体の外側の環境や気温に対応しています。

 

もし、身体の内部が、身体の外側の環境や気温にさらされてしまうと、
細胞は生きていくことができません。

 

しかし、私たちの体には「皮膚」という組織があり、
その皮膚が、生命を維持するために必要な身体の内部環境の
恒常性を保ち、外側からの影響を遮断しています。

 

このように、身体の内部と、外側の環境との
境目としての役割を担っている皮膚は、
バリア機能が低下したり障害されたりするなどして、
その機能を果たせなくなると、
スキントラブルを起こします。

 

そして、そのトラブルが大きなものとなれば、
重篤な感染症の罹患につながってしまいます。

創傷ケアとスキンケア

高齢の患者さんが増えている医療現場では、
ドライスキンやオムツかぶれなどのスキントラブルを目にする機会は
少なくありません。

 

ですから、看護力の向上のために、
皮膚に関する正しい知識や正しいケアの技術を習得することは、
欠かすことができません。

 

また、スキントラブルが起きたときの治療だけでなく、
予防的なケアも必要です。

 

一般的な怪我などの創傷だけでなく、
気管切開部や腹膜透析時のカテーテル出口部なども
「皮膚の損傷」に含まれます。

 

スキントラブルも、「皮膚の損傷」として考えれば、
創傷、気管切開部や腹膜透析時のカテーテル出口部に対して行う
「創傷ケア」と同じように捉える事ができます。

 

ですから、スキントラブルに関しても、ケアを行う際には、
皮膚の構造や治癒過程についての知識が必要です。


ホーム RSS購読 サイトマップ